2021 上半期(1月-6月)の世界中の状況は、ワクチンが普及し、深刻なコロナ禍の状況から徐々に
経済が回復してきている。さて、ニュージーランド国内はどんな感じをまとめてみた。
コロナ封じ込め対策は大成功
ニュージーランドのコロナ対策が世界中で一番素晴らしかったことは、既にご存じ
と思います。2020年2月28日にコロナ感染者が初めて確認。3月25日にはニュージランド
全土でロックダウンを実施したのです。その時点では、新規感染者数は50人程度で死者
数は「0」でした。1ヶ月後には、ロックダウンが解除、10月には、マスク規制やソー
シャルディスタンスの規制も解除され、完全に通常の生活に戻れたのです。マスクの
ない普通の生活ですよ。
ニュージーランドは、日本の様に医療が発達していないです。救急者を呼んでも
その日に来ず、自宅で亡くなられた方もいらっしゃったと聞いたことがあります。
そのような状況もあり、アーダン首相も早急に判断されたと思います。
ロックダウン解除から1か月後の5/20には、行動追跡アプリ(「NZ COVID Tracer」)
がリリースされました。QRコードから、携帯の所持者がいつどこに立ち寄ったかなど
追跡が可能となり、農耕接触者の特定が簡単にできる対策も即時に構築しました。一見、
日本からみれば技術的には遅れていると思われがちですが、ニュージーランドは、変な
ところは技術が進んでいます。例えば、マクドナルドでは、タッチパネルで注文するの
が当たり前です。日本では、やっと感染対策も兼ねて「くら寿司」とかで導入されて
いますね。
土地価格等、不動産が上昇
ニュージーランドの国土は、日本列島から北海道を引いたぐらいの面積。人口も、
約500万人程度と九州の福岡県より少し少ない程度です。ひと昔は、人より羊の方が
多いとも言われていましたね。そんな、ニュージランドの土地価格が暴騰しています。
もともと、人口を増やすために移民を多く取り入れたが、2000年ころは、20万NZ$で
一軒家を購入できた。中国人が土地を買い漁ったこともあり、2018年には規制をかけ
土地高騰を抑制したが20万NZ$まで高騰。今回のコロナ禍を受けて、更に外国人購入
加速、海外からニュージーランドに戻ってきた現地民の土地確保で、「不動産バブル化」
している。留学でニュージーランドに来ている我々も、家賃があがって困っています。
また、賃貸物件も、現地民や、欧米からの外国人が日本人より優遇されて確保しにくい
状況になっています。
最低賃金が上昇👆
ニュージーランドの最低賃金は、2021/1月時点でNZ$18.9/hrでしたが、4月から
NZ$20.0/hrにアップしています。1NZ$が75円とすると、時給1500円です。この最
低賃金は、トライアル期間でも守られる時給です。ワーホリ等で、もらえていない
場合は、法律違反なので訴えて権利を主張してください。
まとめ
最近のニュージーランドの状況をまとめました。まだ、日本との国境回復には程遠い
ですが、旅行、留学、ワーホリ、永住を考えられている方に向けて、今後も、どんどん
状況を更新していきます。現地に住んでいますので、役立つ情報をお届けします。
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